向井千尋
夏休みのある日、風和の6畳の座敷は「茶室」に変身。一人ひとりのお盆に乗せられたのは、抹茶碗、なつめ、茶せん、茶しゃくのお茶道具。参加したのは、地域の小学生1年生から4年生の男女4人。背筋を伸ばして正座、指先を畳について礼の仕方、お茶の点て方、頂き方を習いました。
この日のお菓子は、水無月(小豆の入ったういろうのような蒸し菓子)。ひとりひとり自分のお茶を点てました。お茶の濃いさも、それぞれの飲める濃さに工夫したり、お菓子も最初に全部食べてしまうのでなく、お茶を飲みながら自分のペースで食べたり、茶道の形だけを学ぶのではなく、おいしくお茶を飲むことを大切にしたゆったりしたひとときでした。
教えていただいた西羅先生いわく、「たたみにきちんと正座して、お茶を点てる時間は、子どもたちもなぜか心が落ち着き、穏やかになります。」とのことでした。
真夏の暑いひととき、子どもたちとの茶道は私も一瞬の風が吹いたようなぜいたくな時間でした。参加した子どもたちは、はじめての体験だったけど「おいしかった!!」という感想でした。 不定期ですが、子ども茶道の会を続けていきたいと思います。
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