文化の祭典に出かけて

横山幹史

 

 風和のみんなで出品した手芸作品などを見に、篠山市文化の祭典城東会場に行きました。生き生きと展示作品やステージ発表をご覧になっている皆さんの姿を見て、外の空気に触れる大切さ、体験を共有する大切さを実感しました。


 手編みの作品を「この色好き」と喜ばれたり、アコースティックギターの演奏に「ホロッとするな」と感激されたり、童謡グループの合唱に合わせて「里の秋」を口ずさまれたり。ご当地ヒーロー「ササグロー」のショーを、意外にも80代、90代の皆さんが笑って観ていたり。また、地元警察官の方のユーモア溢れる体験談を楽しんで聞かれていたり、「今日は芸者ぞろいやなあ!」と城東音頭に手拍子したり。

 昼食時、にぎやかな会場でお弁当を食べながら、「どこか遠くへ旅行に来たみたいやな」と言われたアキラさんの言葉に、深く共感しました。


 「以前はよく参加したけど、自分では来られんからな、十数年ぶりや。懐かしかった。ホンマ嬉しかった。」と喜んでくださったコトミさん。風和に戻ってからも、コタツを囲んで話に花が咲き大いに笑いました。その時を思い出して歌った「荒城の月」が、自然と全員の合唱になり、温かいミルクコーヒーの味も、普段よりもおいしく感じられたのでした。


 後日ある方のご家族から、帰宅後一番「今日は楽しかった」と話されていた、と聞きました。楽しい時を共有した皆さんと、文化の祭典を開催された城東文化協会の皆さんに、感謝の一日でした。

ささやま里ぐらしステイ

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