風和通信138号 2014年8月

ささやま里ぐらしステイ2014夏

大月 傑

 

 福島原発事故による放射能に汚染された地域で、今なお被ばくしながら暮らしている子どもたちがいます。篠山に滞在することで被ばくを減らし、また、放射能を気にせずに自然のなかで思い切り遊べる場をつくることで、心身ともに健康になることを目指して、2011年から保養プログラム「ささやま里ぐらしステイ」に取り組んでいます。今夏も福島県、宮城県から5組16人の親子を迎えて、8月3日から7日まで4泊5日のプログラムを実施します。

 

 震災から3年が経ち、非常事態から日常生活へ、被災している方の生活はそれぞれに変化しています。しかし、一見ふつうの暮らしに戻ったようでも、ある人は家を失ったまま、ある人は被ばくをしながら、それぞれに問題を抱えながら暮らしています。

 

 これからは、こうした被災者の生活に寄り添い、支え続ける息の長い支援が必要です。保養も1度行けば良いというものではなく、毎年数週間の保養を続けることが望ましいのです。

 

 2011年から10年後の2021年までこの保養プログラムを継続するために、より多くの人に継続して支援していただけるよう、オリジナルTシャツの販売やサポーターの募集を始めました。今後ともご支援ご協力をお願いします。(詳しくは紙面裏面に)

ささやま里ぐらしステイ2013夏
ささやま里ぐらしステイ2013夏

もくじ

1 ささやま里ぐらしステイ2014夏  大月 傑
2 8月の予定  
3 夏休み子ども教室  
4 後川いきいき塾  
5 ものづくりとささやまぐらし 矢倉藍子
6 手仕事工房ひおき  
7 暮らしをつくる「針仕事」  
8 ご支援お願いします   
9 ふうわなくらし70 夏休み 向井千尋

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