掘りたての竹の子や採れたてのえんどう豆。麹から自家製の黒豆味噌。ご近所からの野菜のおすそ分け。黒豆を炒って煎じた黒豆茶。軒先には畑で採った玉ねぎや、お茶用のドクダミが吊るされています。皆で小さなテーブルを囲んで食べる、風和の昼ご飯。手製のお団子や、ホットプレートを前にお好み焼きをいただくこともあります。
以前働いていた特別養護老人ホームでは、食事介助に手一杯で、利用者の皆さんと一緒にご飯を食べることはできませんでした。どちらが良いということではないですが、風和の昼ご飯を私はいつも楽しみにしています。また、料理をした人と食べながら話をするという、一見当たり前のことが、日常の中で大切な意味を持っているとこの場を通して感じます。
最高齢のとくこさん(98歳)から、たくみ君(4歳)まで幅広い年代が集う風和は、さながら四世代同居です。そんな人の輪の中で教わることはたくさんありますが、料理や農産加工なども楽しんで吸収していきたいことの一つです。
ところで今、風和で干瓢(夕顔)を育てています。ことこさんやとみえさんの思い出話をきっかけに、向井さんが手作り干瓢を作ろうと提案し、皆さんと種まきから始めました。竹で棚を作り、窓辺にグリーンカーテンの様につるを伸ばす予定です。その生育を見ながら、特製干瓢巻の食卓に上がる日が待ち遠しい毎日です。(横山幹史)
1 | 大切な日常 | 横山幹史 |
2 | 7月の予定 | |
3 | ささやま里ぐらしステイお話し会 | |
4 | 篠山市見守り支援サポーター養成講座 | |
5 | 出会いを大切に | 竹本多嘉子 |
6 | ご支援ありがとうございます | |
7 | ふうわなくらし69 囲碁 | 大月 傑 |
紙面は下の画像をクリックすると拡大してごらんいただけます。
ボタンからPDFファイルをダウンロードできます。
ぜひご覧ください。